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プロカメラマンを目指す主婦の奮闘記。と、2015年生まれの息子の育児ブログ。

なぜ人に「死ね」と言ってはいけないのかを考える

重めのタイトルですが、昨夜これを考えさせられる出来事があり、これを機に『なぜ人に「死ね」と言ってはいけないのか』を真剣に考えることにしました。

記事内に何度も何度もこの言葉が出てくるので、以下ひらがなで記述します。


突然夫の口から出た『しね』の一言

昨晩、いつものようにふざけてお互いをけなし合っていた時のこと。
夫の口から突然「おい、しね」という言葉が出ました。

…え?今なんて言った?もしかしてしねって言った?

私のあまりの剣幕に最初は「いや…言ってない」と誤魔化した夫ですが、問い詰めるとやはり言ったとのこと。

まさかこの歳になって、しかも夫から言われるなんて思ってもいなかったので驚き、そして自分でも驚くほど怒りが湧き上がってくるのが分かりました。


以下、夫婦の会話。

私「…『しね』って言うなんて信じられない。もう二度と言わないで。

夫「今までだって(冗談で)俺が『ぶち殺すぞ』とか言ってたじゃん。『殺すぞ』はよくて『しね』はダメとか意味分かんね。」

私「『殺すぞ』っていうのと『しね』は違うでしょ。『しね』なんて冗談でも言っちゃいけない言葉でしょ。上手く言えないけど、その違い分からない?」

夫「なんとなく言いたい事は分かるけど、別にそんな怒る事じゃなくない?」

私「あっそ。じゃあこれからも言えば。」

夫「いやもう言わないけど。」ここでタバコを吸いに退室。


突然の事だったので私も上手く説明出来なかったし、夫も私がかなり怒った事に対して納得がいかないようでした。

そもそもなぜ人に「しね」と言ってはいけないのか

夫が退室してからもぷちおの寝かし付けをしながらグルグル考えていました。

なぜ、人に「しね」と言ってはいけないのか。

夫に言われた時は正直、なぜそんなことも分からないのか?と思いました。
しかし改めて考えてみると色々理由は浮かぶものの、夫を納得させられるような答えが見つからないのです。


言われた相手が傷付くから?
言われても傷付かないという相手になら言っていいのでしょうか。
自分が言われたら嫌なことだから?
自分が言われても何も感じないなら言ってもいいのでしょうか。
冗談で済むような軽い言葉ではないから?
その言葉が軽いか重いかなんてその人によって感じ方が違います。
言われた相手が本当に死んでしまったら困るから?
ただ言ったところで死ぬ訳じゃないし、言葉にするだけなら罪はないのでしょうか。


「しね」と言ってはいけない理由をいくら考えても、結局反論されてしまうような説得力のないものばかりなんですよね。

夫の場合、「冗談な(本気じゃない)んだから別にいいだろ」という気持ちが強いようです。
反対に私は「冗談でも言ってはいけない言葉だ」と強く思うのです。
ただ、その明確な理由が言葉に出来なくてとても悩みました。


「しね」と言ってはいけない理由を言葉にするのは難しい。

「しね」と言ってはいけない理由を、夫が納得出来る程の明確な理由を、私は結局言葉に出来ませんでした。

ネットで検索してこの手の質問と回答をいくつも読みましたが、なんだかスッキリしない…
でも、ふと思ったんです。

なぜ人に「しね」と言ってはいけないのかを言葉にするのは難しいけれど、みんな心の奥底ではなんとなくわかっている(感じている)のではないか、と。


ネットで質問されている何人もの人も、沢山の回答をもらって納得されています。
同じ質問はいくつもあるけど、回答の内容はそれぞれです。
それでも最後には納得しているということは、「しね」と言ってはいけない理由を理解できている部分もあるという事だと思うんです。
そうでなきゃ、回答で何を言われても納得出来ないと思うんですよね。

実際、夫もそうでした。
「言いたい事は分かるけど、そんなに怒る事じゃなくない?」と言っているように、私の言いたい事はなんとなくわかっているんです。
わかってはいるけれどそこまで怒るような事じゃないと夫は感じている、ということですね。


言葉にするのは難しいけれど、人間みんな心のどこかで『人に「しね」と言ってはいけない理由』をわかっているんじゃないか、と思えた事で少しだけ救われた気持ちになりました。


将来子供に教える時、なんて言えばいいのか

この件をネットで調べているときに、『この問題、いつかは息子に教えなきゃいけない日がくるんだよな…』と実感しました。

というのも、子供がよく「しね」と言ってしまう「しね」と言ってはいけない事が子供にわかってもらえないという質問がとても多いんです。

同じような事で悩んでいるお母さんが多いという事は、もちろん私も他人事ではありません。

まだ1歳3ヶ月だし…とは思わずに、今のうちから自分はどういう風に子供に伝えるかをちゃんと考えておきたいと思いました。


調べているうちに、質問者さんも回答者さんも子育てに対してとても真剣に考えてらっしゃるんだなとすごく伝わる内容のページがありましたので載せておきます。

簡単に死ね、ころすと口にするわが子、どうすべき?(1/2) - 育児 | 【OKWAVE】

親によって、子供によって、どんな風に伝えたらいいかはそれぞれ違ってくると思いますが、『ちゃんと伝えたい』という親の気持ちってすごく大事ですよね。

とても勉強になりました。


子供より大人に分かってもらう方が難しい

子供に一回ですぐ分かってもらえるかというとそれは難しいだろうし、何度も何度も繰り返し言い聞かせるのは根気がいると思います。

それでも根気よく伝えていれば、どれだけ時間がかかってもいつかは親の想いがちゃんと伝わると思うんです。子供が小さいうちは特に。


しかし、相手が大人だと更に難しい。

ほとんどの大人の場合は「しね」と言ってはいけない理由を分かった上で「しね」と言っています。

分かってはいるけど、冗談なんだし別にいいじゃん、みたいな。

いけない事だと分かった上でやっている人間に、それでもいけないんだよと分かってもらうというのは本当に、本当に難しいと思います。


実際に私は夫に伝えられる自信がありません。それは夫が私より9歳年上だからということもありますが、それ以前の問題でもあります。


大人というものは、もう自分という1人の人間が大体は出来上がっている状態なんですよね。もちろん完璧にではありませんが。

考え方であったり、物事を図る物差しであったりは、既に自分自身の確固たるものができている。

その確固たるものを他人が変えるというのは、相当心に響いたりするような出来事でない限りかなり難しいと思うんです。


それがたとえどんな些細なことであっても人それぞれの考え方が違うように、一言で『なぜ人に「しね」と言ってはいけないか?』といっても考え方や感じ方はそれこそ十人十色な訳です。

それを一括りに『言ってはいけないものなんだ』としても、なぜ?別にいいだろう?という反発が生まれるはず。


ではどうすればいいかというと、私はその人自身が自分で気付くまで待つしかないと思うんです。

なんだ、結局その人自身の問題かよって感じですよね。でも私はこれが1番なんじゃないかなと思います。


大切な人が亡くなった時かもしれない。

「しね」と言って誰かを傷付けてしまった時くもしれない。

逆に「しね」と言われて自分が傷付いた時かもしれない。


人によって気付くきっかけは違うと思いますが、とにかく自分が身をもって感じた時に初めて人に「しね」と言ってはいけないんだと感じることができるのではないかと思うのです。

百聞は一見に如かず。


最後に、『人が人に「しね」と言ってしまう理由』についてとても納得できる回答があったので一部抜粋。

今の時代の日本には『死』というものが身近にないからです。『死』の情報は色々な所に溢れていて麻痺しているのに、実際の『死』とその恐怖を肌で感じることはありません。
つまり、『死ね』という言葉のリアリティが非常に薄れているというわけです。リアリティが無いのであれば言葉の意味も空洞化し、本来の重さを感じなくなってしまうのではないでしょうか。

言われてみれば本当にその通りですよね。

やはりリアルに自分自身が『死』を感じないとその言葉の重さも分からないということなんでしょうか。

私は夫がいつか自分で気付いてくれる日を待とうと思います。息子が物心つく前に気付いてくれればいいんだけどな。



っていうかそれ以前に…

35歳にもなって妻に冗談で「しね」って言う夫ってなんなの!小学生かよ!!!

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全然関係ないけど、サンシャイン水族館にて撮影した毒々しい色のカエル。今の気分にぴったりです。

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